この記事を書いた理由
私たちは Saturn という受発注データの自動連携ツールを開発しています。
現在、COREC → freee の自動転記は実装済みで、実際に使ってくれている企業さんもいます。週5時間かかっていた転記作業が10分になった、という実績も出ています。
で、次に対応する会計ソフトをどうしようかと考えたとき、候補に上がったのが弥生会計オンラインとマネーフォワードクラウド会計でした。
技術的には作れます。でも、「作れる」と「作るべき」は別の話です。
本当に困っている人がいるのかを確認してから開発したい。だからこの記事を書きました。
COREC ユーザーの会計ソフト事情
COREC を使っている企業は、小売・卸売・飲食店を中心に5万社以上。BtoB の受発注をクラウド化しているわけですが、会計ソフトとの連携となると話が変わります。
COREC の公式連携先は、現時点では Square くらい。受注データを CSV でエクスポートして、会計ソフトに手で取り込んでいる人がほとんどではないでしょうか。
会計ソフトのシェアで見ると、中小企業では大きく3つに分かれます。
- freee — クラウド会計のシェアトップ。API が充実
- 弥生会計オンライン — 老舗。個人事業主〜中小企業に圧倒的な利用者数
- マネーフォワードクラウド — freee に次ぐクラウド会計。API あり
freee は API が整備されているので、最初に対応しました。弥生もマネーフォワードも API は公開されているので、技術的なハードルは高くありません。
freee 連携で実際にどうなったか
COREC → freee の自動連携を導入した企業の事例を紹介します。
導入前の状態:
- COREC で受けた注文を目視で確認
- freee に1件ずつ手入力(売上 or 請求書として)
- 入力ミスがあれば修正、照合作業
- 週に約5時間をこの作業に費やしていた
導入後:
- COREC の受注データが自動で freee に連携
- 手作業は例外処理の確認だけ
- 週10分に短縮
やっていることはシンプルです。COREC の受注データを取得して、freee の仕訳・請求書として自動登録する。人がやる必要のない定型作業を、そのまま自動化しただけ。
弥生・MFクラウド連携で想定していること
もし対応するなら、freee と同じ考え方で作ります。
弥生会計オンラインの場合:
- COREC の受注データ → 弥生の仕訳データとして自動登録
- 弥生の「スマート取引取込」API を利用
- 勘定科目のマッピングはテンプレートで設定可能に
マネーフォワードクラウドの場合:
- COREC の受注データ → MF クラウドの仕訳として自動登録
- MF クラウドの API を利用
- freee 連携とほぼ同じ設計で対応可能
どちらも、技術的には freee 連携の延長線上にあります。大きな開発コストはかからない。
問題は「本当に必要としている人がどれくらいいるか」です。
実際に困っている人はいるはず
調べてみると、COREC + 弥生の組み合わせで使っている企業は確実にいます。
たとえば福岡のアイデアスイッチさん(文具の卸売)は、COREC で受注して弥生で会計処理をしているケースです。こういう「COREC で受発注はクラウド化したけど、会計ソフトへの転記は手作業のまま」という企業は、実は結構多いのではないかと思っています。
でも「結構多いはず」は推測でしかないので、実際に声を聞きたいのです。
正直に言うと
スタートアップのリソースは有限です。
freee 連携の次に弥生を作るのか、MFクラウドを作るのか、それとも COREC 以外の受発注システム(楽楽販売、Board など)への対応を先にするのか。優先順位を間違えると、誰にも使われないものを作って時間を無駄にしてしまいます。
だから、率直に聞かせてください。
「COREC × 弥生の連携が欲しい」 「COREC × MFクラウドの連携が欲しい」
この声があれば、優先的に開発します。1社でも「今すぐ欲しい」と言ってくれる方がいれば、一緒に要件を詰めながら作っていきたいと思っています。
まとめ
- COREC × freee の自動連携は実装済み(週5時間 → 10分の実績あり)
- 弥生会計オンライン、MFクラウド会計への対応は技術的には可能
- でも、需要がないものは作らない
- 欲しい方は、ぜひ DM で教えてください