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2026-03-20
#COREC #受発注 #レビュー #料金 #freee連携

COREC の評判・料金・使い方を徹底解説(2026年最新)

COREC(コレック)は、FAXや電話で受けていた注文をオンライン化できるクラウド受発注システムです。

85,000社以上が導入していて、無料から始められる。受発注システムの中ではかなり手軽な部類に入ります。

ただ、比較サイトの情報だけでは分からないことがある。実際に使ってみて気づく良い点、困る点がある。

この記事では、COREC の料金体系からメリット・デメリット、導入事例、そして比較サイトがあまり触れない「会計ソフト連携」の問題まで、まとめて解説します。

COREC の基本情報

COREC は株式会社ラクーンコマースが運営しています。親会社はラクーンホールディングス。BtoB 向け卸売マーケットプレイス「スーパーデリバリー」を手がけている会社なので、BtoB の受発注領域には知見が深い。

受注側と発注側の両方に対応しているのが特徴で、同じ COREC のアカウントで受注管理も発注管理もできます。

主な機能は以下の通り。

  • 注文フォームの作成とカスタマイズ
  • 受注・発注の一覧管理
  • ステータス管理(未対応・対応済み等)
  • 納品書・請求書の PDF 出力
  • 取引先への FAX・メール送信
  • マルチデバイス対応(PC・スマホ・タブレット)

料金プラン

COREC は無料プランとビジネスプランの 2 本立てです。受注側と発注側で料金が異なります。

受注側

無料プランビジネスプラン
月額0 円2,980 円(税抜)
初期費用0 円0 円
注文フォーム数1無制限
取引先数無制限無制限
商品登録数無制限無制限
納品書・請求書 PDFなしあり
CSV エクスポートなしあり
ステータス管理なしあり

発注側

無料プランビジネスプラン
月額0 円1,480 円(税抜)
初期費用0 円0 円
発注先数無制限無制限
発注テンプレートなしあり
発注履歴の CSVなしあり

無料プランでも基本的な受発注はできます。まず無料で試して、フォームを複数作りたくなったり、CSV エクスポートが必要になったらビジネスプランに移行する、という流れが自然です。

初期費用がかからないのは地味に大きい。受発注システムの中には初期費用で数十万円かかるものもあるので、COREC のハードルの低さは際立っています。

COREC のメリット

1. 無料で始められる

繰り返しになりますが、これが最大の強み。受発注システムは「試しに使ってみて、合わなかったらやめる」がやりにくいジャンルです。取引先にも操作してもらう必要があるから、導入コストが高い。

COREC なら無料プランで実際の業務に載せて試せる。取引先にも「無料のツールだから」と説明しやすい。

2. FAX・電話の受発注をオンライン化できる

COREC の注文フォームは URL を共有するだけで使えます。取引先にソフトをインストールしてもらう必要がない。ブラウザで開いて、商品を選んで、数量を入れて送信。

FAX で注文を受けていた会社が、注文フォームの URL を取引先に渡すだけでオンライン化できる。取引先側の負担が小さいのがポイントです。

「うちの取引先は IT に弱いから…」という懸念も聞きますが、COREC の操作はかなりシンプル。ネット通販で買い物できる人なら問題なく使えます。

3. 注文フォームのカスタマイズ

商品の並び順、画像、価格、最小注文数量、備考欄。注文フォームの項目をかなり自由にカスタマイズできます。

取引先ごとに異なるフォームを用意することもできるので、卸先によって商品ラインナップや価格が違う場合にも対応可能です(ビジネスプラン)。

4. 納品書・請求書の PDF 出力

受注データからそのまま納品書や請求書を PDF で出力できます(ビジネスプラン)。受注 → 納品書発行の流れが COREC 内で完結するので、別途 Excel で作る手間が省ける。

5. マルチデバイス対応

PC はもちろん、スマホやタブレットからも操作できます。外出先や倉庫で受注状況を確認したり、注文を処理したりできる。

ただし、専用のモバイルアプリはありません。ブラウザからのアクセスです。ここは後述するデメリットにも関わります。

COREC のデメリット・注意点

比較サイトではあまり触れられないポイントを中心に。

1. アップデート頻度が低い

ITreview のレビューでも指摘されていますが、機能改善のペースが遅い印象があります。2023 年以降、目立った新機能のリリースがない。

ラクーンコマースの主力事業はスーパーデリバリーなので、COREC の開発リソースは限られているのかもしれません。「今ある機能で十分」なら問題ありませんが、痒い所に手が届かない部分が改善される見込みは薄い。

2. モバイルアプリがない

スマホのブラウザからは使えますが、専用アプリはありません。プッシュ通知で新規受注を知りたい、オフラインでも確認したい、といった要望には応えられない。

飲食店のキッチンでタブレットから発注する、農家が畑からスマホで受注確認する、といった使い方はブラウザベースでも可能ですが、アプリに慣れた人には不便に感じるかもしれません。

3. カスタマイズの限界

注文フォームはカスタマイズできますが、限界はあります。

  • フォーム項目の自由追加ができない(用意されている項目から選ぶ形式)
  • 商品のバリエーション(サイズ・色など)を構造的に登録できない
  • 承認フローの設定ができない(発注 → 上長承認 → 確定、のような流れ)

シンプルな受発注なら十分ですが、複雑な業務フローに合わせようとすると壁に当たります。

4. 会計ソフトとの直接連携がない

これが一番大きい落とし穴です。

COREC で受注管理はできる。納品書も出せる。でも、freee や弥生やマネーフォワードとの自動連携がない。

つまり、COREC で受けた注文を会計ソフトに手で転記する必要がある。注文番号、取引先名、商品明細、金額、税率。全部手入力です。

競合の CO-NECT は freee との連携を公式に実装しています。CO-NECT で受注したデータを freee 会計に取引として自動登録できる。COREC にはこれがない。

受注件数が少ないうちは気にならないかもしれません。でも月に数十件、数百件と受注が増えてくると、転記作業が深刻なボトルネックになります。

連携サービス一覧

COREC が公式に連携しているサービスは以下の通り。

サービス連携内容
Paid(ラクーンフィナンシャル)BtoB 掛売り決済。与信審査から請求回収まで
MF KESSAI(マネーフォワードケッサイ)企業間後払い決済。受注データの連携
Square対面販売時の決済
ネクストエンジンEC 一元管理(受注データの連携)
スーパーデリバリーBtoB 卸売マーケットプレイス

決済系・EC 系の連携は充実しています。一方で、会計ソフト(freee・弥生・マネーフォワードクラウド会計)との直接連携は見当たりません。

どんな企業に向いているか

COREC が特に力を発揮するのは以下のような業種・規模です。

食品卸・農家: 飲食店への食材卸、農産物の直販。注文頻度が高く、FAX での受発注をオンライン化したい。久松農園は COREC 導入後、受注処理の時間を週 5 時間から 10 分に短縮しています。

飲食店・小売チェーン: 本部と店舗の間の発注管理。トライアングル(美容室チェーン)は 23 店舗の本部-店舗間の FAX 発注を COREC に切り替えました。

生地・繊維卸: 商品点数が多く、取引先ごとに単価が異なる業種。山富商店(老舗生地問屋)は在宅スタッフとの受発注情報の共有に COREC を活用しています。

コーヒー焙煎・食品メーカー: BtoB の卸売を FAX で受けていた会社。IFNi ROASTING & Co.(コーヒー豆焙煎所)は取引先ごとにカスタムフォームを作成し、FAX を完全に廃止しました。

製造業・印刷業: 毎日の受注を効率化したい。部品や資材の定期発注にも使える。

共通しているのは「従業員 1〜50 名程度」「BtoB の受発注がある」「これまで FAX や電話で対応していた」という点です。大企業向けの EDI システムほど高機能ではないけれど、中小企業が手軽に受発注をオンライン化するには十分な機能があります。

導入事例から見える効果

久松農園(農業)

茨城県の有機野菜農家。飲食店からの注文を FAX で受けていたが、COREC 導入後は受注処理にかかる時間が週 5 時間から約 10 分に短縮。スマホからも受注確認できるため、畑にいても対応可能になった。

トライアングル(美容室チェーン)

東京・神奈川で美容室を展開。23 店舗と本部間のシャンプーやカラー剤の発注を FAX で行っていたが、COREC で一括管理に切り替え。店舗ごとの発注状況がリアルタイムで把握できるようになった。

山富商店(生地問屋)

創業 60 年以上の老舗。自社 EC サイト経由の注文はあったが、電話・FAX での注文も多かった。COREC 導入で在宅スタッフも受発注業務に参加できるようになり、テレワーク対応が実現。

IFNi ROASTING & Co.(コーヒー豆焙煎所)

静岡の自家焙煎コーヒー店。取引先ごとにカタログを作って FAX で注文を受けていたが、注文フォーマットがバラバラで集計に手間がかかっていた。COREC で取引先別のカスタムフォームを作成し、FAX を完全に廃止。

田園ポテト(レストランチェーン)

3 店舗を運営するレストラン。仕入先への FAX 発注を COREC に切り替え、3 店舗すべてから FAX 機を撤去。FAX 通信費の削減に加え、不要な DM FAX もなくなった。各スタッフの発注状況も本部から確認できるようになった。

「会計ソフト連携がない」問題をどう解決するか

COREC の一番の弱点は、会計ソフトとの直接連携がないこと。

受注管理が楽になっても、freee や弥生への転記が手作業のままだと、業務全体の効率化は中途半端で終わります。月末の転記地獄は COREC を入れても解消されない。

解決策は 3 つあります。

1. CSV エクスポート → 手動インポート

COREC のビジネスプランでは受注データを CSV で出力できます。これを加工して freee にインポートする方法。

手間は減りますが、CSV の列名を合わせたり、取引先名の表記を揃えたり、毎回の加工作業が残ります。

2. CO-NECT に乗り換える

CO-NECT は freee との連携が公式に実装されています。受注データを freee 会計に取引として自動登録できる。

ただし、COREC から CO-NECT への移行は取引先全員に新しいシステムの案内が必要になるので、コストは小さくありません。

3. Saturn で COREC と freee を自動連携する

COREC をそのまま使い続けながら、freee への転記だけを自動化する方法です。

Saturn は COREC の受注データを API で取得し、freee の請求書を自動生成します。取引先の名寄せ、商品明細の転記、税率の判定、支払期日の計算。全部自動。

COREC も freee も今のまま使い続けられるので、取引先への影響はゼロです。

まとめ

COREC は、中小企業が FAX や電話の受発注をオンライン化するには良い選択肢です。無料から始められて、操作がシンプルで、取引先への負担も小さい。

一方で、会計ソフトとの連携がないのは明確な弱点。受注が増えるほど転記の負荷が大きくなる構造は知っておくべきです。

COREC を導入するなら、「受発注のオンライン化」と「会計ソフトへの転記」を別の問題として認識しておくと、後から困りません。

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