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2026-03-20
#COREC #注文フォーム #取引先管理 #受発注 #運用Tips

COREC で取引先ごとに注文フォームを分けている人に伝えたい3つのこと

COREC の注文フォーム、いくつ作っていますか。

取引先ごとに価格を変えたい。特定の取引先にだけ見せたい商品がある。そういう理由でフォームを分けている会社は多いと思います。

COREC の注文フォームは取引先別にカスタマイズできるのが強みです。商品ラインナップ、単価、表示項目をフォームごとに変えられる。FAX や電話で個別対応していた内容を、フォームの設定で吸収できる。

実際に活用している企業の例を見ると、その効果はかなり大きい。

IFNi ROASTING & CO.(静岡のコーヒー焙煎所)は、取引先ごとにカスタムフォームを作成して、FAX 受注を完全に廃止しました。取引先によって卸価格が違うコーヒー豆を、フォームの設定で出し分けている。

アドギルド(フードフェス運営会社)は、イベントごとに異なるフォームを運用しています。大規模なフェスでは1つのフォームに最大82商品を登録。出店者ごとにレンタル機材のラインナップが変わるため、フォームのカスタマイズが不可欠だったそうです。

フォームを分けること自体は正しい判断です。ただ、フォームが増えてくると別の問題が出てきます。

この記事では、取引先別にフォームを運用している人に伝えたい3つのことを書きます。


1. フォームが増えると管理が大変になる

最初は3つくらいのフォームで始めたのに、気づけば10個、20個になっている。そういう会社は珍しくありません。

取引先が増えるたびにフォームが増える。季節商品を追加するたびにフォームを更新する。価格改定があれば全フォームを修正する。

フォームが5つなら手で管理できます。20個になると怪しくなる。

ありがちなトラブル:

  • どのフォームがどの取引先用か分からなくなる
  • 価格改定を一部のフォームに反映し忘れる
  • 廃番商品が一部のフォームに残り続ける
  • 新商品を全フォームに追加し忘れる

フォーム命名規則のコツ

フォームが増えても破綻しないために、命名規則を決めておくことをおすすめします。

悪い例:

  • 「フォーム1」「フォーム2」「新しいフォーム」
  • 「ABC社用」「ABC社用(新)」「ABC社用(2026)」

良い例:

  • [卸A] 関東エリア_標準単価
  • [卸B] 関西エリア_特別単価
  • [直販] オンラインストア
  • [イベント] 2026夏フェス東京

ポイントは3つ。

  1. カテゴリを先頭に。卸・直販・イベントなど、フォームの種類が一目で分かるようにする
  2. 取引先やエリアの識別子。同じカテゴリのフォームが複数あっても区別できるようにする
  3. 年度やバージョンを入れない。フォームは上書き更新するもの。年度で分けると古いフォームが残り続ける

命名規則を決めるだけで、「あのフォームどこだっけ」問題はかなり減ります。


2. 複数フォームの受注を一元管理する方法

フォームを分けると、受注データも分散します。

COREC の管理画面では全フォームの受注を一覧で見られますが、「フォームAの受注をまとめてfreeeに転記して、次にフォームBの受注を転記して…」という作業が発生する。フォームが増えるほど、この転記作業が増える。

フォーム増 = 転記地獄の悪化。これがフォームを分けることの最大の副作用です。

取引先別にフォームを分けたおかげで受注はスムーズになった。でも裏側では、分散した受注データをかき集めて会計ソフトに入力する作業が倍増している。

Saturn のテーブル機能を使えば、全フォームの受注データを1つのテーブルに集約できます。

フォームA の受注 ─┐
フォームB の受注 ─┼→ Saturn のテーブル → freee の請求書
フォームC の受注 ─┘

COREC の API でフォーム横断の受注データを取得し、テーブル上で一覧化。どのフォームからの受注かも分かるし、取引先・商品・金額をまとめて確認できる。

そこから freee への請求書作成も自動。フォームが10個あっても20個あっても、転記作業は発生しません。


3. フォームごとの売上集計をどうするか

フォームを分けている会社が次にぶつかるのが、「フォームごとの売上ってどう集計するの?」という問題です。

COREC 側では受注金額の合計は見られますが、会計的な売上集計は freee 側でやりたい。でも freee には「COREC のどのフォームからの受注か」という情報は入っていません。

freee の取引先別集計を活用する

解決策はシンプルで、COREC のフォームと freee の取引先を対応付けることです。

フォームを取引先別に分けているなら、そのまま freee の取引先別レポートで集計できる。freee の「取引先別の収支」レポートを使えば、取引先ごとの売上推移が見られます。

フォームをエリア別やカテゴリ別に分けている場合は、freee のタグ機能が使えます。請求書にタグ(例:「関東卸」「イベント」)を付与しておけば、タグ別の集計が可能。

Saturn 経由で freee に請求書を作成する場合、COREC のフォーム情報を freee のタグに自動設定できます。手動でタグを付ける手間もかかりません。


まとめ

COREC で取引先ごとにフォームを分けるのは、受注の効率化として正しい選択です。IFNi ROASTING のように FAX を完全廃止できた例もあるし、アドギルドのように複雑なイベント受発注をフォームで管理している例もある。

ただし、フォームが増えることで生じる管理コストと転記コストには意識的に対処する必要があります。

  1. 命名規則を決める — フォーム管理の破綻を防ぐ
  2. 受注データを一元管理する — フォーム横断で集約、転記を自動化
  3. フォーム単位の売上集計 — freee のタグ機能を活用

フォームを増やすこと自体は問題ではありません。増やした先の運用をどう設計するかが大事です。

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