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2026-03-20
#飲食店 #食品卸 #COREC #freee #請求書 #自動化 #受注管理

飲食店に卸してる食品会社が受注→請求書を自動化するまでの全手順

飲食店に食品を卸している会社のバックオフィスは、だいたいこうなっています。

受注(COREC・FAX・電話・LINE)→ 出荷指示 → 納品 → 請求書作成(freee・弥生・MF)→ 入金確認。

この流れの中で、最も手作業が残っているのが「受注→請求書作成」の間です。

受注はCORECでオンライン化した。請求書はfreeeで発行している。でも、CORECの受注データをfreeeに流す手段がない。だから毎月、人が転記している。

この記事では、飲食店向け食品卸の「受注→請求書」を自動化する全手順を解説します。

飲食店向け食品卸のワークフロー

まず、一般的な流れを整理します。

1. 受注 飲食店から注文が入る。CORECの注文フォーム、FAX、電話、LINEなど、チャネルは様々。最近はCORECに一本化する会社が増えています。

2. 出荷準備 在庫を確認し、ピッキング・梱包。冷蔵・冷凍品は温度帯の管理が必要。

3. 納品 自社配送またはクール便で飲食店に届ける。納品書を添付。

4. 請求書作成 月末締めで、その月の納品分をまとめて請求書を発行。freee、弥生、マネーフォワードなどで作成。

5. 入金確認 翌月末や翌々月に入金。未入金があれば催促。

このうち、1と4の間が断絶しています。CORECに入った受注データを、freeeに手で移す。ここがボトルネック。

なぜ「受注→請求書」の間が手作業なのか

CORECは受発注に特化したサービスです。注文フォームの作成、受注の管理、納品書の発行まではカバーしている。でも、freeeやマネーフォワードとの連携機能はありません。

一方、同じ受発注サービスでもCO-NECTはfreeeとの公式連携を持っています。BtoBプラットフォーム(インフォマート)は大手飲食チェーン向けに受発注から請求までワンストップで提供している。

ではなぜCORECを使うのか。

理由は3つ。無料から始められる(CO-NECTは発注側にも課金される場合がある)。操作がシンプル(インフォマートは機能が多すぎて小規模事業者には重い)。取引先に負担をかけない(ブラウザで注文フォームを開くだけ)。

小規模〜中規模の食品卸にとって、CORECの手軽さは正義です。ただ、その手軽さの代償として、会計ソフトとの接続が手作業で残っている。

食品卸ならではの転記の辛さ

食品卸の転記が特にきついのは、いくつかの業界特有の理由があります。

品目の変動が激しい

飲食店のメニューは季節で変わります。仕入れる食材も変わる。先月は毎週注文があったアスパラガスが、今月はゼロ。代わりに松茸が入る。

CORECの注文フォームの品目を頻繁に更新する必要があるし、freeeの勘定科目や品目マスタとの対応も都度確認が必要です。

少量多品種

「鶏もも肉2kg、豚バラ1kg、ベーコン500g、ソーセージ3種×10本、自家製ドレッシング2本」。1件の注文にこれだけの品目が並ぶ。

飲食店を20件抱えていたら、月末に転記する明細は数百行になります。

取引先ごとの掛け率

同じ商品でも、取引先によって単価が違う。月の仕入れ量で掛け率が変わる。新規の飲食店はリスト価格、長年の付き合いがある店は特別価格。

CORECの受注データをそのままfreeeに写すだけでは済まない。「この店はこの価格」というマッピングを頭の中で管理しながら転記する必要がある。

軽減税率8%の罠

食品は軽減税率8%。これ自体は単純ですが、食品卸は食品以外の商品も一緒に卸すことがあります。

紙ナプキン、割り箸、テイクアウト容器。これらは10%。1枚の請求書に8%と10%の商品が混在する。転記のたびに税率を確認して、正しく設定する必要がある。

間違えたら修正して再送。インボイス制度の下では税率の間違いは許されません。

大手プラットフォームとの比較

「BtoBプラットフォーム(インフォマート)に乗り換えれば解決するのでは?」

確かにインフォマートは受発注から請求までカバーしています。大手飲食チェーンとの取引なら選択肢に入る。

ただし、月額費用が高い。基本料金に加えて従量課金があり、小規模な食品卸にはコスト的にきつい。取引先の飲食店側にもアカウントが必要で、個人経営の店に「インフォマートに登録してください」と頼むのはハードルが高い。

CO-NECTはfreee連携がありますが、発注側(飲食店側)にもプランによっては料金が発生します。取引先に費用負担を求めるのは、関係性によっては難しい。

CORECは受注側がビジネスプラン(月2,980円・税抜)を払えば、発注側(飲食店)は完全無料で使えます。この「取引先に負担をかけない」という設計が、小規模食品卸に選ばれている理由です。

CORECの弱点は会計ソフトとの連携がないこと。その弱点をSaturnで埋めます。

受注→請求書を自動化する全手順

手順1: CORECで注文フォームを整備する

まだCORECを使っていない場合は、アカウントを作成して注文フォームを作ります。

ポイントは、品目名をfreeeの請求書に載せたい名前で登録すること。「鶏もも2kg」ではなく「国産鶏もも肉 2kg」。後工程での修正が減ります。

取引先ごとに価格を変えたい場合は、フォームを分けるか、ビジネスプランで取引先別の価格設定を使います。

既にCORECを運用中なら、この手順はスキップ。

手順2: SaturnにCORECを接続する

SaturnにCORECのアカウントを連携します。APIキーを登録するだけで完了。

接続すると、CORECの受注データが自動で取り込まれます。過去の受注データも遡って取得可能です。

手順3: freeeを接続する

freeeのアカウントをOAuth認証で連携します。freeeにログインして「許可する」を押すだけ。

手順4: 取引先のマッチングを設定する

CORECの注文者名とfreeeの取引先名を自動でマッチングします。

「有限会社○○食品」と「○○食品」のような表記ゆれは自動判定。初回だけ確認が必要ですが、一度紐づけたら以降は自動です。

手順5: 受注→請求書の自動生成を確認する

CORECで受注が入ると、Saturnが自動でデータを取り込み、freeeの請求書ドラフトを生成します。

品目名、数量、単価はCORECの受注データから自動転記。税率は食品8%を自動判定(食品以外の商品が混在する場合も個別に設定可能)。請求日・支払期限は設定したルールに従って自動入力。

人間がやることは、生成された請求書を確認して送信するだけ。

手順6: 月末にまとめて確認・発行

月末締めの場合、その月の全受注を一覧で確認。取引先ごとに請求金額をチェックして、問題なければ一括発行。

「先月は300行の明細を手で打っていた」が「画面を見て確認ボタンを押す」に変わります。

ある食品会社の場合

全国のフードフェスを運営する会社の事例です。

出店者への発注と請求をCORECとfreeeで管理していて、転記に週5時間かかっていた。大型フェスが重なる時期は週8〜10時間に跳ね上がることもあった。

Saturn導入後、転記は約10分に。

この会社は1つのフォームに最大82商品、複数のCORECアカウントを使い分けるという特殊な運用でしたが、それでも自動化できた。飲食店向けの一般的な食品卸なら、もっとシンプルに導入できます。

受注のオンライン化は「半分」でしかない

CORECで受注をオンライン化した。それは正しい判断です。

でも、その受注データを手で会計ソフトに打ち直しているなら、業務のデジタル化は半分で止まっている。前半がデジタル、後半がアナログ。

受注→請求書までが一気通貫でつながって、はじめて「自動化した」と言える。

月末の転記作業に使っている時間を、営業や商品開発に使えたら。入金管理の精度が上がって、未回収が減ったら。

その差は、月を追うごとに広がります。

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