✉️ 捨てられない新規開拓レターをAIが自動生成
新機能
- ✓ 営業レターテンプレート — 企業リサーチから手紙生成までを1枚のテーブルで完結
- ✓ 採用情報エンリッチ — 企業の採用ページをAIが分析し、課題・ニーズを推定
- ✓ AI手紙生成 — 企業情報・ニュース・採用情報から4パターンの営業手紙を自動生成
- ✓ CSV / Wordエクスポート — 生成した手紙をCSVまたはWord文書でダウンロード
改善
- ✓ グリッドをdivベースに刷新 — ヘッダーボタン常時表示・スクロール安定性向上
「貴社のご発展を心よりお祝い申し上げます」
こういう書き出しの手紙を、あなたも受け取ったことがあるだろう。封を切った瞬間にわかる。テンプレートだ。自分の会社のことなんか何も調べていない。こんな手紙を送ってくる相手のサービスに興味を持つわけがない。ゴミ箱行き。
でも逆に、こんな手紙が届いたらどうだろう。
「御社が先月△△事業部を新設され、□□領域での採用を強化されていることを拝見しました。この領域で弊社がお力になれることがあると考え、失礼を顧みずご連絡いたしました」
この人、うちのことを知っている。少なくとも調べてから書いている。そう思わせる手紙は、社長の机まで届く。
問題は、この「調べてから書く」にかかる時間だ。
75時間の壁
法人営業をされている方から、こんな話を聞いた。
毎月50社にターゲティングして手紙を送っている。ターゲット企業を選ぶのは自分でできる。問題はそこから先だ。
- 1社ずつWebサイトを開いて事業内容を読む — 10分
- ニュースやプレスリリースを検索して最近の動きを調べる — 10分
- 採用ページを見て、今どこに投資しているかを推測する — 10分
- 調べた情報をもとにWordで手紙を書く — 1時間
1社あたり1.5時間。50社で75時間。営業日に換算すると約2週間。毎月の作業量がこれだ。
やればやるほど効果があるとわかっている。調べた感のある手紙は明らかに反応率が違う。でも、75時間は重い。だから途中から手を抜く。テンプレートをコピペして宛名だけ変える。受け取った相手は一瞬でそれに気づく。そして捨てる。
その方はこうも言っていた。「手紙は書類選考と同じ構造なんです」と。
問い合わせフォームから送った営業メールは、事務方が見ている。「営業の問い合わせは無視して」と指示されていることも多い。どんなにいい内容でも届かない。でも手紙は物理的に届く。社長や役員が直接開封する。
だからこそ手紙なのだが、テンプレートでは書類選考に落ちる。通るためには「この人はうちのことを調べて書いている」と思わせる必要がある。そしてその下調べこそが、75時間かかる作業そのものだった。
AIが75時間を数分に圧縮する
Saturn の営業レターテンプレートは、この下調べをAIで自動化する。
企業名を入力するだけで、6段階のリサーチパイプラインが自動で走る。
Step 1: URL発見
企業名からAIが公式Webサイトを自動で特定する。「株式会社○○」と入れるだけでいい。URLを自分で探す必要はない。政府機関、大学、上場企業から中小企業まで、高い精度で公式サイトを見つける。
Step 2: Webサイトクロール
見つけた公式サイトのトップページ、サービスページ、事例ページ、会社概要ページなど、高シグナルなページを自動で読み取る。「この会社は何をしている会社か」をAIが理解するために必要な情報を収集する。
Step 3: 企業エンリッチ
クロールした情報から、業界、従業員数、設立年、代表者名、所在地(郵便番号から建物名まで)を構造化データとして抽出する。手紙の宛名に必要な情報がここで揃う。
Step 4: ニュース分析
企業名で直近のニュースを検索し、AIが要約する。プレスリリース、業務提携、新サービス発表、受賞歴。「今まさに何が起きている会社か」がわかる。手紙で「先月の○○のニュースを拝見しました」と書くための材料がここで手に入る。
Step 5: 採用情報分析
今回のリリースで新たに追加した機能がこれだ。企業の採用ページをAIが分析し、どの職種を何名採用しているか、どんなスキルを求めているかを抽出する。
なぜ採用情報が重要なのか。採用とは「今まさにお金を使って人を集めている領域」のシグナルだからだ。
- DXエンジニアを3名採用中 → デジタル化に本気で投資している
- 営業マネージャーを急募 → 営業組織を拡大しようとしている
- Salesforce管理者を募集 → SFAの運用改善に課題がある
この情報は、IRよりも新鮮で、SNSよりも正確だ。企業は求人票に嘘を書かない。むしろ、できるだけ詳細に書く。応募者に来てほしいからだ。その情報を営業レターのインサイトに転用する。
Step 6: 手紙生成
上記5ステップで集まったすべての情報と、あなたが登録した商材データをもとに、AIが4パターンの手紙を生成する。
なぜ4パターンか
手紙には正解が1つではない。相手企業の状況によって、刺さる角度が違う。
Pattern A: 課題解決型
企業が抱えている(であろう)課題に対して、「その課題、弊社で解決できます」と直球で刺す。リサーチから判明した具体的な課題を引用するため、汎用テンプレートとは一線を画す。痛みが明確な企業に最も効果がある。
Pattern B: 機会訴求型
企業が追いかけているチャンスに乗る。新事業の立ち上げ、海外展開、DX推進。「攻めている企業」に対して、「その方向でさらに加速できます」というポジティブな提案をする。成長中の企業に刺さる。
Pattern C: タイミング型
直近のニュースイベントを起点に「今まさにこのタイミングだからこそ」と切り出す。先月の業務提携発表、新拠点の開設、役員人事。「この人はうちの最近のニュースを追っている」と思わせる力が一番強いパターン。直近に動きがあった企業に使う。
Pattern D: 網羅型
A + B + C を1通に統合した完全版。A4用紙1枚を使い切る。課題の指摘、機会の提案、タイミングの言及、すべてが入っている。「ここまで調べた手紙は見たことがない」と思わせるための本命パターン。絶対に落とせない企業に使う。
4つの中から最も刺さりそうなものを選べばいい。あるいは、A の書き出しに C の具体例を組み合わせてもいい。ゼロから書くより、4つの選択肢から選ぶほうがはるかに速い。AIは推薦パターンも提案するので、迷ったらそれを選べばいい。
「調べた感」の正体
手紙の品質を決めるのは、文章力ではない。どれだけ具体的な事実を引用しているかだ。
Saturn の手紙生成は、アリストテレスの弁論術に基づく3つの説得要素を意識的に組み込んでいる。
| 要素 | 手紙での役割 | 具体例 |
|---|---|---|
| エトス(信頼性) | 「この人は信頼できる」 | 導入事例の具体数値、実績 |
| ロゴス(論理) | 「筋が通っている」 | なぜこの企業にこの商材が合うかの根拠 |
| パトス(感情) | 「分かってくれている」 | 企業の具体的なニュースや取り組みへの言及 |
テンプレート手紙にはパトスがない。「貴社のご発展を」は誰にでも送れる。でも「御社が先月発表された○○事業への参入は」は、調べた人にしか書けない。この違いが、ゴミ箱行きと社長の机の違いだ。
商材データを登録すれば、あとは自動
手紙を生成するには、AIに「あなたが何を売っているか」を教える必要がある。テーブル作成時に以下を入力する。
- 商材名 — あなたのサービスや製品の名前
- ターゲット — どんな企業に売りたいか(理想顧客像)
- 価値提案 — あなたの商材が解決する課題と提供する価値
この商材データは、テーブル内のテキスト列として全行に保持される。企業リサーチの結果と商材データが掛け合わされて、「この企業になぜこの商材が合うのか」という文脈を持った手紙が生まれる。
CSV・Wordでエクスポート
手紙が完成したら、2つの形式でダウンロードできる。
CSV形式
企業名、宛名、住所、手紙本文がCSVで出力される。印刷業者に渡すとき、DMツールに読み込ませるとき、あるいは自社の他システムに取り込むときに使う。
Word形式
1社1ページのWord文書として出力される。宛名、住所、本文がレイアウト済みの状態で、そのまま印刷して封筒に入れるだけ。
どちらの形式でも、AIが下調べした情報をもとに書かれた手紙が出力される。テンプレートのコピペではない。その会社のことを調べて書いた手紙だとわかる内容になっている。
エンリッチエンジンの刷新
営業レターテンプレートの開発にあわせて、Saturn のエンリッチエンジン全体を大幅に刷新した。
トポロジカルソートによる実行順序の自動決定
エンリッチの各ステップには依存関係がある。URLが見つからなければWebサイトをクロールできないし、クロールしなければ企業情報を構造化できない。この依存関係をトポロジカルソートで自動解決するようにした。
テンプレートの列定義に enrichInputs(どの列の結果が必要か)を宣言するだけで、エンジンが実行順序を自動的に決定する。テンプレートを追加するたびにパイプラインのコードを書く必要はない。
エージェンティックなエンリッチ
各エンリッチステップが独立したエージェントとして動くようになった。失敗した列はヘッダーから個別に再実行できる。全体を最初からやり直す必要はない。
リアルタイムのプログレス表示
エンリッチの進行状況がレイヤー別にリアルタイムで表示される。今どのステップが動いているか、何社中何社が完了したかが一目でわかる。
グリッドの全面書き直し
スプレッドシートのグリッドを、HTMLテーブルからdivベースのレイアウトに全面的に書き直した。
- ヘッダーのエンリッチボタンが常に表示されるようになった(スクロールしても隠れない)
- 横スクロール時の安定性が向上
- 列の幅調整がよりスムーズに
見た目はほとんど変わらないが、操作感が確実に良くなっている。
1.5時間 → 数秒
冒頭の法人営業の方の話に戻る。
50社 × 1.5時間 = 75時間。
Saturn なら、50社分の企業名を入力してボタンを押すだけだ。リサーチから手紙生成まで、1社あたり数秒で終わる。人間がやることは、生成された4パターンの中からベストなものを選び、必要なら微調整し、Wordでエクスポートして印刷する。それだけだ。
75時間が、レビューと印刷の時間だけになる。10時間もかからない。
しかも、テンプレートのコピペではない。50社すべてについて、Webサイトを読み、ニュースを調べ、採用情報を分析した上で、その会社に向けて書かれた手紙が出力される。
「この人、うちのことを調べて書いている」
50社すべての手紙で、受け取った相手にそう思わせることができる。テンプレートの時代は終わった。
Saturn で使える全ユースケース
| テンプレート | できること | |
|---|---|---|
| 📦 | COREC 受注 → freee 請求書 | COREC の受注データを自動取得し、freee 請求書へワンクリック転記 |
| 🏦 | Gmail 請求書 → 振込データ | Gmail の請求書 PDF を AI が解析。全銀協フォーマットでダウンロード |
| 👤 | 採用スクリーニング | 求人媒体からのメールを AI が解析。履歴書・職務経歴書を自動スコアリング |
| 🤝 | 展示会フォローアップ(Eight / myBridge / CamCard→Gmail) | 名刺データから AI がメール生成 → Gmail 送信 |
| 📋 | 問い合わせ管理(Gmail→テーブル / Zoho CRM) | Gmail の問い合わせを AI が分類・構造化 |
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