Gmail の受信トレイを「請求書」で検索すると、何百件も出てくる。
取引先ごとに差出人が違う。件名のフォーマットもバラバラだ。「2026 年 2 月分ご請求書」「【請求書送付】株式会社 ○○」「Invoice #1234」。添付ファイルが PDF のときもあれば、Excel のときもある。本文に直接金額が書いてあるケースすらある。
月末が近づくと、この中から今月支払うべき請求書を探し出して、1 件ずつ処理していく。見落としたら支払い遅延。取引先との信用問題になる。
この「Gmail から請求書を探し出す」という作業、もっと楽にならないか。
方法 1: Gmail のフィルタ+ラベルで整理する
まず思いつくのが Gmail のフィルタ機能だ。「件名に”請求書”を含む」「添付ファイルあり」といった条件でフィルタを作り、自動でラベルをつける。
やらないよりはマシだが、限界がある。
件名に「請求書」と書いてない請求書メールは漏れる。英語で「Invoice」と来るケースもある。フィルタは文字列マッチングなので、書き方が少しでも違えばすり抜ける。
そして最大の問題は、ラベルで整理しただけでは何も解決していないことだ。メールが「請求書」ラベルの下に並んでいても、結局 1 件ずつ開いて PDF を取り出す作業は残る。
方法 2: GAS で Google スプレッドシートに転記する
GAS(Google Apps Script)を使えば、Gmail の検索結果を自動でスプレッドシートに転記できる。差出人、件名、日付、添付ファイル名を列として並べて、一覧化する。
Qiita や zenn に「GAS で Gmail の添付ファイルを Drive に自動保存する」という記事がたくさんある。設定すれば、毎月自動で請求書メールをリストアップしてくれる。
問題は 2 つ。
1 つ目は、GAS の設定と保守ができる人が必要なこと。OAuth 認可の設定、スクリプトのデプロイ、トリガーの管理。一度設定すれば動くが、エラーが出たときに直せる人がいないと止まる。
2 つ目は、スプレッドシートに並んだのはあくまでメールの一覧であって、請求書の中身ではないこと。差出人と件名は分かった。でも振込先は? 金額は? 支払期限は? 結局 PDF を開いて読む工程は残る。
方法 3: Saturn で取り込む
Saturn は、Gmail の検索から PDF の解析まで、テーブル上で完結させる。
検索条件を指定して、メールを取り込む
差出人、件名、日付範囲、添付ファイルの有無。これらの条件を指定して Gmail を検索し、該当するメールをテーブルの行として取り込む。各行には差出人、件名、日付、添付ファイル名が入る。ここまでは GAS と同じだ。
違いは、その先にある
テーブルにエンリッチ列を追加すると、各行の添付 PDF を AI が自動読み取りする。銀行名、口座番号、金額、支払期限。GAS では「メール一覧を作る」ところで止まっていたのが、Saturn では「請求書の中身をデータ化する」ところまで進む。
もう 1 つ。Saturn のテーブルにはアクション列がある。データ化された振込情報を選んで、全銀フォーマットで一括出力する。freee に請求書を作成する。テーブルの右に列を追加するだけで、次のアクションが繋がっていく。
Gmail フィルタは整理するだけ。GAS は一覧化するだけ。Saturn は一覧化して、中身を読み取って、次のアクションまで繋げる。
具体的な使い方
- Saturn の Gmail 連携をオンにする(Google アカウントで認可するだけ)
- テーブルの「行を追加」から Gmail ソースを選ぶ
- 検索条件を入力する(例: 件名に「請求書」、2026 年 2 月以降、添付あり)
- 取り込みたいメールを選んでテーブルに追加する
- エンリッチ列を追加して、PDF の自動読取を実行する
- 結果を確認して、必要に応じてアクション(全銀出力、freee 連携等)を実行する
コードを 1 行も書かない。GAS をデプロイする必要もない。Gmail が使えれば、使える。
まとめ
Gmail の請求書メールを整理する方法は 3 つある。
ラベルで仕分けるのは最低限の整理にはなるが、データ化はできない。GAS で一覧を作ると見通しは良くなるが、保守の人が必要で、PDF の中身は読めない。
Saturn は検索・一覧化・AI 読取・次のアクションまでをテーブル 1 枚で完結させる。
月末の「Gmail の海から請求書を探す旅」は、もう終わりにしていい。
Saturn — AI が動く Excel
14 日間無料トライアルあり。Gmail アカウントがあれば、30 秒でセットアップが終わります。